シチズン歴10年によるシティ贔屓のサッカーブログ

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シティが偉業達成!王座奪還へ難敵を攻略

お久しぶりです。ついに新シーズンが開幕しました。このブログも約1ヶ月ぶりの更新となります。よろしければぜひ読んで行ってください。そしていくつかのポリシー違反があり当該記事を削除しました。大変申し訳ありません。

 


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シティのフォーメーション。新加入のアケが先発。

 

 

ウルブズを攻略!いざ王座奪還へ

 

日本時間9月22日、プレミアリーグ第2節マンチェスター・シティウォルバーハンプトン・ワンダラーズの一戦が行われ、マンチェスター・シティが3–1で勝利を収めた。シティは第1節が延期されたためこの試合が開幕戦となったが見事勝利を収めている。 

 

完璧だった前半

 

 サネとシルバが退団し、ギュンドアンラポルトコロナウイルスで欠き、ベルナルド、ジンチェンコ、(ガルシア)は怪我で欠場。アケを獲得したものの、CBの補強は上手くいかず。プレシーズンは対外試合を1度も行わず、対戦相手は昨年ダブルを喫したウルブズ。最悪のシチュエーションを思い浮かべずにはいられない、ネガティブな要素が詰まった中で開幕戦を迎えた。

 そんな不安の中で迎えた前半だったが、そんな不安は完全に杞憂だった。序盤から安定したビルドアップを披露し、相変わらず変態的とも言えるパスでデブライネから幾度となくチャンスを作り出した。ボール保持率は70%を超え、完全に試合を支配する展開となった。

 そして迎えた20分。サイドチェンジを外に張ったフォーデンが受ける。シティは必ずここでスイッチが入る。そして輝いたのはデブライネ。彼の領域とも言えるハーフスペースに抜け出した。そのままエリア内で相手に倒されPKを獲得。これを本人が直接沈め先制に成功した。これぞシティと言わんばかりの形からであり、シティファンならばあの場所でデブライネがボールを受けた瞬間にゴールを確信したのではないだろうか。

 シティはそのまま完全に試合のペースを握りボールを保持して試合を進めていく。そして32分。フォーデンの縦パスがジェズスに入る。ワンタッチでデブライネに落としそこからスルーパス。悠々と抜け出したスターリングが折り返し最後はフォーデン。プレスをかける相手を嘲笑うかのような崩しで2点目を獲得した。

 

課題の残った後半

 

後半は立ち上がりから押し込まれる時間帯が続いた。立て続けに決定機を作られるもここは相手のシュートミスで事なきを得る。ストーンズはやはりスルーパス対応に問題があり、1歩対応が遅れてしまう。メンディもイエローカードの影響からか思い切ったプレーは出来ず右サイドは危ないシーンが多かった。

 しかし徐々にボールを奪い返し前半同様デブライネを中心にチャンスを作っていく。ペースを握り返しピンチを脱したと思われたが78分。これもまた昨年からの課題であるセットプレー対応からラウール・ヒメネスにヘディングを決められ1点差に。12月の逆転負けが脳裏にチラついた瞬間だった。

 その後はシティがボールを握るもウルブズも追いつくために強度を上げていく。シティは人手不足から選手交代ができず選手に疲労の色が見え始めた。しかし昨季のようにズルズルとはいかずしっかりと相手の攻撃を跳ね返していく。新加入のアケは幾度となく好守を披露。空中戦でも身長の低さを感じさせないプレーで1試合目にしてファンの心を掴んだ。ウォーカーは右サイドを完全に制圧。ウルブズはアダマ・トラオレの突破から無理な体勢でのクロスしか選択肢がなかった。

 そして95分。時間稼ぎの中スローインからジェズスが抜け出し右足を一閃。これが相手DFにディフレクトしそのままゴールイン。気迫のこもったプレーで試合を決定づけた。

 このまま3-1で試合は終了。難敵ウルブズを攻略し王座奪還へ好スタートを切った。そしてシティは10年連続の開幕戦勝利となり、リーグ記録に並ぶという偉業も同時に達成した。

 

安定したダブルボランチ

 

 この試合、シティはフェルナンジーニョとロドリを中盤の底に起用。昨季は人数不足からCBを務めていたフェルナンジーニョだが、今日は本職での出場となった。新シーズンからキャプテンとなったこのブラジル人は攻守において絶大な存在感ではなく、堅実な、しかし思い切りの良いプレーでチームに貢献した。攻めたあとのセカンドボール対応では圧倒的な回収能力を発揮。ビルドアップでもワンタッチパスやロングパスを駆使し試合をコントロールしていった。今季彼が中盤で起用出来れば昨季の不安定さは解消できる、そんな出色のプレーだった。

 

やはり課題は・・・

 

 この試合、やはりCBの不安定さはあった。アケは全く問題なかった。SBのメンディはカードを貰いながらもトラオレをしっかりとマーク。昨季から考えると見違えるようなプレーだった。しかし、ストーンズは「穴」だったと言わざるを得ないだろう。前に飛び出す守備や横からのボール処理は難なくこなした。ビルドアップも安定していた。しかし、スルーパスへの対応が必ずワンテンポ遅れてしまうのだ。前半、後半共にピンチを招き、失点シーンではヒメネスをマークしきれず。下がりながらの守備で不安定さを露呈し、改めてCBの補強の必要性を感じてしまう試合となってしまった。

 しかし結果を見れば3ゴールでウルブズを粉砕。失点も1に抑えた。欠場やスケジュールの面、そして相手を考えても素晴らしい開幕戦になったことは事実。新シーズンも強いマンチェスター・シティに期待したい。

 

次戦はレスター

 

次はホームでレスター・シティと対戦する。エティハドでの試合ということもあり、確実に勝たなければいけない試合となる。ホーム開幕戦もしっかりと勝利し、王座奪還へ向けて弾みをつけていきたい。